ご利用に当たっての注意事項
⑴ 掲載内容は、専門学校 東京CPA会計学院・CPA税理士ゼミナールが独自に作成したものであり、試験実施機関における本試験の解答、配点、配点箇所並びに出題の意図を保証するものではありません。
⑵ 掲載内容は2024年8月9日現在のものであり、今後予告なく変更を行う場合もございます。
⑶ 掲載内容を利用したことによりいかなる損害が生じたとしても、当校は一切補償を行いません。
⑷ 解答及び解説の内容並びに予想配点及び配点箇所に関するお問い合わせは、一切お受けできません。
以上の事項を予めご承認の上、ご利用下さい。
本試験講評
受験生の皆さん、お疲れさまでした。
理論は、今年も、普通に解答すると解答量が多いことから、どこまで解答すればよいのか判断に迷う問題でした。計算は、若干判断に迷う箇所がありましたが、難しい内容の問題はあまりないため、そこそこ点数が取れる問題だと思います。
第一問は、中心となる規定の内容が解答でき、第二問でいかに点数を落とさないかがポイントとなる問題でした。
第一問 |
問1について
留保金課税に関する問題でした。
解答すべきことは難しくないですが、どこまで解答すればよいのか判断に迷う問題でした。
まずは規定の内容をしっかりと解答し、それ以外のところで加点を狙いたいです。
問2について
災害関連の問題でした。
⑴の評価損の取扱いは、災害関連の問題ではよく問われるので、しっかりと解答したいところです。
⑵は修繕費になり、損金算入される根拠は、法人税法第22条の規定を解答すればよいかと思われます。
⑶の保険差益の特別勘定は、重要性がそれほど高い理論ではないことから、内容がそれなりに書けていれば、合格点が十分とれるかと思います。
問3について
仮装経理に関する問題でした。
問われている内容はそこまで難しくないですが、仮装経理に関する理論も重要性がそれほど高い理論ではなく、⑵に関しては、理論をまともに解答するとスペースが少ないです。
こちらも、⑴の手続きと規定の内容がそれなりに書けて、⑵に関しては具体的な金額が解答できていれば、合格点が十分とれるかと思います。
第一問の合格ボーダーラインは27点、合格確実ラインは34点位になると思われます。
第二問 |
量は標準的ですが、意外に時間がかかった受験生が多かった印象です。寄附金や機械装置Jの取得価額は、他の箇所に比べると正答率が落ちる感じがしますが、それ以外は難しい取扱いはほぼないため、今年もいかに正確にミスなく解答できるかどうかがポイントになる問題でした。
第二問の合格ボーダーラインは36点、合格確実ラインは42点位になると思われます。
合格ボーダー
全体の合格ボーダーラインは63点、合格確実ラインは76点位になると思われます。
※ 解答・解説は、PDFファイルとなっております。こちらのWEBサイトより Adobe Reader のダウンロードをお願い致します。