第74回 税理士試験 簿記論 模範解答・解説・講評

ご利用に当たっての注意事項
⑴ 掲載内容は、専門学校 東京CPA会計学院・CPA税理士ゼミナールが独自に作成したものであり、試験実施機関における本試験の解答、配点、配点箇所並びに出題の意図を保証するものではありません。
⑵ 掲載内容は2024年8月10日現在のものであり、今後予告なく変更を行う場合もございます。
⑶ 掲載内容を利用したことによりいかなる損害が生じたとしても、当校は一切補償を行いません。
⑷ 解答及び解説の内容並びに予想配点及び配点箇所に関するお問い合わせは、一切お受けできません。
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本試験講評

第一問

 [退職給付会計]
 退職給付会計全般に関する問題でした。問題の読み込みや全体の把握に時間がかかるため、難易度が高く、得点しづらい問題でした。比較的簡単な金額と勘定科目を合わせて、6~10か所程度は正解したい問題です。
 [包括利益]
 その他有価証券を題材とした包括利益に関する問題でした。通常の学習では見ないような仕訳処理が求められており、非常に解きづらい印象でした。最低限、個別財務諸表上の処理は正解したいところです。

 第一問のボーダーラインは10点位になると思われます。

第二問

問1 有形固定資産
 有形固定資産取引にもとづいた資産除去債務、セール・アンド・リースバック、減価償却方法の変更に関する仕訳・勘定記入を問う問題でした。基本的な内容であったため、正確に解答したい問題でした。

問2 新株予約権
 新株予約権の発行から自己新株予約権の取得・消却までの一連の会計処理を問う問題でした。自己新株予約権の会計処理を正確におさえていれば、正答できる問題でした。

 第二問のボーダーラインは17点位になると思われます。

第三問

 決算整理後残高試算表を作成する問題でした。比較的にボリュームの多い問題でしたが、各論点の難易度はそれほど高くないため、確実に得点を積み上げていきたい問題でした。

 第三問のボーダーラインは29点位になると思われます。

合格ボーダー
 全体のボーダーラインは56点位になると思われます。

解答 – 解説 –


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