第75回 税理士試験 法人税法 模範解答・解説・講評

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⑴ 掲載内容は、専門学校 東京CPA会計学院・CPA税理士ゼミナールが独自に作成したものであり、試験実施機関における本試験の解答、配点、配点箇所並びに出題の意図を保証するものではありません。
⑵ 掲載内容は2025年8月8日現在のものであり、今後予告なく変更を行う場合もございます。
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本試験講評
 受験生の皆さん、お疲れさまでした。
 理論は、難解な取扱いの問題はなく、解答すべき規定ははっきりとしている問題でした。ただ、問1の益金算入額及び問2⑵の損金不算入額は間違える可能性がある問題でしたので、ここで正しい金額が解答できていると大きなアドバンテージになるかと思います。
 計算は、保険差益の代替資産の範囲がやや細かいため急いで解くと間違えてしまうのと、賃上げ税制が給与の範囲及び助成金の取扱いが出ているため点数が取れないですが、全体的には難しい内容の問題はないため、保険差益と賃上げ税制以外の箇所でいかに点数を落とさないかがポイントとなる問題でした。

第一問

問1について
 変動対価に関する問題でした。
 変動対価の取扱いが分かっていれば簡単な問題ですが、分からないと益金算入額を間違える可能性がある問題でした。
 益金算入額を間違えたとしても、法的な理由となる規定は解答できるので、規定をしっかりと解答できたかがポイントになるかと思います。

問2⑴について
 完全支配関係がある法人間で寄附が行われた場合の問題でした。
 内容的には難しくないため、できれば完答したい問題でした。

問2⑵について
 一般社団法人の交際費の取扱いに関する問題でした。
 交際費の取扱い自体は難しくないのですが、資本金判定が難しいのと取扱いを解答速報の内容みたいに解答できるとは考えにくいため、損金不算入の規定をまずはしっかりと解答できたかがポイントになるかと思います。

問3について
 欠損金の引継の制限及び特定資産の譲渡等損失の損金不算入に関する問題でした。
 取扱いをどこまで解答するかはありますが、欠損金の引継の制限及び特定資産の譲渡等損失の損金不算入の取扱いはそれほど難しくないため、規定をしっかりと解答できたかがポイントになるかと思います。

 第一問の合格ボーダーラインは29点、合格確実ラインは35点位になると思われます。

第二問

 内容としてはそれほど難しくないですが、別表五(一)Ⅰを作る必要があったので、時間がかかる印象でした。保険差益の機械装置の代替資産の範囲と賃上げ税制は、他の箇所に比べると正答率が落ちる感じがしますが、それ以外は難しい取扱いはほぼないため、今年もいかに正確にミスなく解答できるかどうかがポイントになる問題でした。

 第二問の合格ボーダーラインは30点、合格確実ラインは35点位になると思われます。

合格ボーダー
 全体の合格ボーダーラインは59点、合格確実ラインは70点位になると思われます。

解答(理論) – 解答(計算) – 解説 –


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