第73回 税理士試験 簿記論 模範解答・解説・講評

ご利用に当たっての注意事項
⑴ 掲載内容は、専門学校 東京CPA会計学院・CPA税理士ゼミナールが独自に作成したものであり、試験実施機関における本試験の解答、配点、配点箇所並びに出題の意図を保証するものではありません。
⑵ 掲載内容は2023年8月11日現在のものであり、今後予告なく変更を行う場合もございます。
⑶ 掲載内容を利用したことによりいかなる損害が生じたとしても、当校は一切補償を行いません。
⑷ 解答及び解説の内容並びに予想配点及び配点箇所に関するお問い合わせは、一切お受けできません。
以上の事項を予めご承認の上、ご利用下さい。

本試験講評
 第一問と第二問の仕訳問題は、いずれも勘定科目群が与えられていたため、解答しやすかったと思います。内容としては、前期以前から当期末まで、当期首から当期末にかけてといった、流れや全体像を問うような問題でした。第三問は優先順位を素早く判断し、解答が導きやすい部分を確実に得点できたかどうかがポイントです。

第一問

問1 特殊仕訳帳制
 特殊仕訳帳制に関する問題でした。精算勘定を用いた二重仕訳の回避について、⑴の仕訳問題は勘定科目群が与えられており、他の仕訳を参考にしながら適当な科目を選択して得点したいです。⑵の残高試算表の作成は、本問が特殊仕訳帳制を採用していることを度外視しても解答可能であるため、正確な集計を行って確実に得点したいです。

問2 ソフトウェア
 社利用のソフトウェアの自社開発についての一連の問題でした。旧ソフトウェアと新ソフトウェアに関する全体像を素早く理解することができれば、確実に得点できる問題です。

 第一問のボーダーラインは15点位になると思われます。

第二問

 外貨建取引についての一連の問題でした。外貨建社債と建物に関連する部分は確実に得点したい部分であり、商品売買の為替予約について、取引の流れを正確に把握して処理することができれば、得点を伸ばすことができたと思います。

 第二問のボーダーラインは16点位になると思われます。

第三問

 決算整理後残高試算表を作成する問題でした。商品A、製品Bに関連する項目は後回しにして、小口現金、当座預金、固定資産、賞与引当金、退職給付引当金、租税公課などで確実に得点したいです。

 第三問のボーダーラインは26点位になると思われます。

合格ボーダー
 全体のボーダーラインは57点位になると思われます。

解答 – 解説 –


Adobe Reader のダウンロード※ 解答・解説は、PDFファイルとなっております。こちらのWEBサイトより Adobe Reader のダウンロードをお願い致します。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加