第71回 税理士試験 財務諸表論 模範解答・解説・講評

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⑴ 掲載内容は、専門学校 東京CPA会計学院・CPA税理士ゼミナールが独自に作成したものであり、試験実施機関における本試験の解答、配点、配点箇所並びに出題の意図を保証するものではありません。
⑵ 掲載内容は2021年8月19日現在のものであり、今後予告なく変更を行う場合もございます。
⑶ 掲載内容を利用したことによりいかなる損害が生じたとしても、当校は一切補償を行いません。
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第一問

 第一問は,会計上の認識・測定における「会計上の見積り」をテーマに新旧基準を幅広く問う問題でした。具体的には,問1は討議資料「財務会計の概念フレームワーク」,問2は企業会計基準第31号「会計上の見積りの開示に関する会計基準」,問は3「企業会計原則注解」,問4は「固定資産の減損に係る会計基準」からの出題でした。
 内容的には,同基準の基本的内容を理解していれば,比較的解答しやすいと思われます。したがって,問1,問3,問4の⑴~⑶はできるだけ得点しておきたいところです。
 しかし,問2と問4の⑷は難易度が比較的高い問題であると思われます。問2に出題されている同基準は,2020年に公表された最近のものであるため,対応していない受験生も多かったと思います。問4の⑷は,事業投資に係る資産評価についてどれだけ記述できるかがポイントになるかと思われます。

 第一問のボーダーラインは16点位になると思われます。

第二問

 第二問は,問1と問2と分かれているものの「期間損益計算の構造」をテーマに作成されている問題でした。具体的には問1は「企業会計原則」損益計算書原則を中心に認識・測定・表示等,問2は為替予約における会計処理を例に費用と支出の関係性及び合致(一致)の原則について問われています。
 問1⑷の支払利息については解答しにくいと思いますが,それ以外は,容易に解答できると思います。
 問2の為替予約の会計処理の選択問題は,使用する為替相場を間違えずに正確に選択肢を選びたいところです。なぜなら,続く記述問題は,題意把握の難易度が高く,完答することは難しいと考えられます。自身で考えた内容を答案に反映し,部分的な得点を狙うしかないためです。なお,⑶の解答にあたっては,「それぞれ」という文言があるため,それぞれの処理ごとの記述が必要かと思います。

 第二問のボーダーラインは12点位になると思われます。

第三問

 今回は,計算に難解な項目はほとんど無く,答案用紙も記述しやすい形式でした。最近の第三問の問題では最も易しい問題ではないか思われます。問題も丁寧に作り込まれており,判断に迷う指示もほぼありませんでした。問題量も時間内に終わる程度の量であると思われるため,解答欄を可能な限り埋め,ミスを最小限に抑えられているかどうかが合否のポイントになると思われます。

 第三問のボーダーラインは38点位になると思われます。

合格ボーダー
 全体のボーダーラインは66点位になると思われます。

解答 – 解説 –


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