第69回 税理士試験 消費税法 講評・模範解答・解説

主任講師:佐々木 浩二

本試験講評
 本試験お疲れ様でした。今年の試験は、理論2問、計算2問(原則+納税義務の個別問題)という形式による出題でした。
 理論は重要度の高い論点である、輸出免税取引及び簡易課税制度からの出題であったため、細かい部分を除いてはしっかりと解答してほしい問題でした。
 計算は問1をいかに正確に解答できるかがカギになるかと思います。問2はほとんどの受験生ができていないと思うので、問1の正確性が問われる問題でした。

第一問

問1
 (1)は免税となる取引、適用要件及び免税の趣旨と、基本的な内容を解答する問題でした。輸出証明については施行規則の内容であるため、書けなくても問題はありません。その代わり、その他は確実に解答してほしいです。
 (2)は国外移送についての個別理論ですが、特に問題はないかと思います。

 第一問の問1の合格ボーダーラインは14点、合格確実ラインは16点位になると思われます。

問2
 (1)は簡易課税の適用の有無についての事例問題でした。課税売上高に関する資料が少し足りない部分がありますが、基本的な内容であるため、しっかりと解答してほしいです。
 (2)と(3)は施行令の内容であるため、べた書きは難しいと思いますが、計算の内容等を思い出してそれを文章におこせば良いので、自分の言葉でいかにわかりやすく書けたかがポイントかと思います。

 第一問の問2の合格ボーダーラインは19点、合格確実ラインは24点位になると思われます。

第二問

問1
 不動産業の原則課税の問題でした。内容は特に難しい部分はないため、ケアレスミスをせず確実に解答できたかがポイントになると思います。他の受験生も比較的できていると思うので、高得点を目指してほしいです。

 第二問の問1の合格ボーダーラインは34点、合格確実ラインは37点位になると思われます。

問2
 納税義務の個別問題でした。問2が個別問題の形式は久しぶりの出題で、これまで原則+簡易の出題方法が続いていたため、戸惑った受験生も多かったかと思います。内容も、特定新規設立法人で別生計親族等が絡む、とても細かい内容だったため、できなかった人がほとんどだと思います。その中でも、基準期間や特定期間、第3期など確実に解答できるところをおさえてほしいです。

 第二問の問2の合格ボーダーラインは4点、合格確実ラインは7点位になると思われます。

合格ボーダー
 全体の合格ボーダーラインは71点、合格確実ラインは84点位になると思われます。

解答(理論) – 解答(計算) – 解説 –


※ 掲載内容は、専門学校 東京CPA会計学院・CPA税理士ゼミナールが独自に作成したものであり、実際の解答との適合を保証致しかねます。また、掲載内容は2019年8月9日現在のものであり、今後予告なく変更を行う場合もございます。なお、掲載内容を利用したことによりいかなる損害が生じたとしても、当校は一切補償を行いません。以上の事項を予めご承認の上、ご利用下さい。

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