第69回 税理士試験 簿記論 講評・模範解答・解説

主任講師:渡辺 光

本試験講評
 過去の問題と比較した場合、問題の内容は易しく、ボリュームは少ないです。第一問、第ニ問の問1と問2を確実に正解できている か、第三問は優先順位を付けて、解答が導きやすい部分を確実に正解できたかどうかが合格の分かれ目になると予想されます。

第一問

問1 一般商品売買
 売上原価勘定の記入内容から、商品の払出に関する記帳方法が先入先出法であると判断ができれば、全問正解できる問題です。

問2 株主資本
設問(1)
 基本的な内容ですので、正解したい問題です。
設問(2)
 基本的な内容ですので、正解したい問題です。
設問(3)
 X2年9月1日の新株と自己株式の同時交付について、正確な会計処理ができれば、全問正解できる問題です。
設問(4)
 分配可能額は出題実績がほとんどないため、学習されていない方が多いと思いますが、7は正解したいです。
設問(5)
 基本的な内容ですので、正解したい問題です。

 第一問のボーダーラインは18点位になると思われます。

第二問

問1 為替予約
 為替予約に関する基本的な内容ですので、1から8の振当処理は正解したいです。独立処理の会計処理を正確に押さえていれば、全問正解できる問題です。

問2 退職給付会計
 標準的な内容ですが、勘定を書くなどして丁寧に解き進めれば、全問正解できる問題です。ただし、数理計算上の差異の償却は、発生年度の翌年から開始する点に注意が必要です。

問3 連結会計
 追加取得は応用的な論点のため、これに関連する部分は正解が難しいと思います。また、貸借対照表と損益計算書の科目が「諸○○」とまとまっているため、集計時にミスをしないように注意が必要です。

 第二問のボーダーラインは15点位になると思われます。

第三問

 全体としての内容は易しく、ボリュームは少ないです。商品売買関連は後回しにして、当座預金、圧縮積立金、差入保証金、有価証券などから優先的に解答し、確実に正解できたかがポイントです。

 第三問のボーダーラインは30点位になると思われます。

合格ボーダー
 全体のボーダーラインは63点位になると思われます。

解答 – 解説 –


※ 掲載内容は、専門学校 東京CPA会計学院・CPA税理士ゼミナールが独自に作成したものであり、実際の解答との適合を保証致しかねます。また、掲載内容は2019年8月9日現在のものであり、今後予告なく変更を行う場合もございます。なお、掲載内容を利用したことによりいかなる損害が生じたとしても、当校は一切補償を行いません。以上の事項を予めご承認の上、ご利用下さい。

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