第68回 税理士試験 簿記論 講評・模範解答・解説

主任講師:渡辺 光

本試験講評
 過去の問題と比較した場合,問題の内容は比較的易しく,ボリュームは少ないです。
 第一問の問1に時間を掛けすぎていないか,第二問の問2及び問3を確実に正答できているか,第三問の商品売買を後回しにし,優先順位を付けて,正確な解答ができたかどうかの3点が合格の分かれ目になると思います。

第一問

問1 商品売買
 値引きの取り扱いを中心に計算が難しい箇所が含まれますので,(1),(2)は確実に正答していただきたい部分です。小売棚卸法が出題されていますが,一般的な方法とは言い難いため,解答できなくても問題はないかと思います。

問2 本支店会計
 本支店会計における決算の一巡が問われています。正確に理解していれば短時間での完答も難しくはありません。ミスを考慮しても,(2)の4,(4)の7,(5)以外は正解が望まれる箇所だと思います。

 第一問のボーダーラインは17点位になると思われます。

第二問

問1 割賦販売
 問題の内容は易しいですので,完答も十分可能です。ただし,対策をしていなかった方には少々解きにくい問題だったのではないかと思います。

問2 新株予約権付社債
 発行者側と購入者側の会計処理が横断的に問われています。発行者側の会計処理に関する,(1),(2)1,2,3は確実に正答していただきたい部分です。購入者側の会計処理については,細かい論点であるため解答できなくても問題はないかと思います。

問3 減損会計
 のれんを含む減損についての理解が問われています。(1)については,のれんの取り扱いを理解していなくても解答できるため,確実に正答していただきたい部分です。

 第二問のボーダーラインは18点位になると思われます。

第三問

 問題の内容は比較的難しく,ボリュームは普通です。全体的に資料が散らばっている論点がいくつかあるため,正確に集計できるかどうかがポイントとなります。なお,税効果会計については,翌期以降より税率変更があることに注意が必要です。全ての内容が難しいわけではなく,現金預金,固定資産,有価証券などの難易度は比較的低いため,自分なりに優先順位を考え,順位の高い順に解答していくことが重要です。

 第三問のボーダーラインは25点位になると思われます。

合格ボーダー
 全体のボーダーラインは60点位になると思われます。

解答 – 解説 –


※ 掲載内容は、専門学校 東京CPA会計学院・CPA税理士ゼミナールが独自に作成したものであり、実際の解答との適合を保証致しかねます。また、掲載内容は平成30年8月10日現在のものであり、今後予告なく変更を行う場合もございます。なお、掲載内容を利用したことによりいかなる損害が生じたとしても、当校は一切補償を行いません。以上の事項を予めご承認の上、ご利用下さい。

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