第67回 税理士試験 財務諸表論 講評・模範解答・解説

主任講師
理論:早谷 準一  計算:渡辺 光

第一問

 企業会計の基礎概念である「配分」と「クリーンサープラス関係」について、横断的な設問により構成されています。各会計基準に関する細かい知識を問うより、思考力や考え方を問う点に重点があると思われます。
 形式面では、例年より正誤問題が多く出題された点に特徴があります。各問の正誤の判断に際しては、「配分」と「クリーンサープラス関係」の基本的な考え方を踏まえた上で解答することが重要です。多数の正誤問題を制約された時間内に問題文を読み込み、題意を把握し、適切な判断を行うためには、ある程度のトレーニングが必要となります。正誤問題は少なくとも6割程度は正答したい。
 第一問のボーダーラインは12点~13点位になると思われます。

第二問

 「資産除去債務に関する会計基準」から本質的かつ基本論点を中心に出題されました。会計基準を良く読み込んで、考え方や根拠・理由を十分に整理しておくことが大切です。問1では、1の空欄補充問題と2の選択問題は落とせない。また4は「基準」における重要かつ基本論点であるため、5割以上の得点を目指したい。問2では、少なくとも1に各アプローチはあげておきたい。
 いずれの問題も日頃の学習において、「なぜ、どうして」を自ら問いかけた本質的な学習を行っているかを試していると思います。基本的かつオーソドックスな論点について確実に拾えているか、出題予想に流されず体系的な理解を踏まえ各論点を整理した学習が日頃からなされているかが合否の分岐点と考えます。
 第二問のボーダーラインは10点~11点位になると思われます。

第三問

 第三問の計算問題は、レベル及び出題量ともに例年並みであり、オーソドックスなものといえます。したがって、いかに取りこぼしがないように努めるかが合否のポイントになります。
 第三問のボーダーラインは35点位になると思われます。

合格ボーダー
 全体のボーダーラインは57点~59点位になると思われます。

解答 – 解説 –


※ 掲載内容は、専門学校 東京CPA会計学院・CPA税理士ゼミナールが独自に作成したものであり、実際の解答との適合を保証致しかねます。また、掲載内容は平成29年8月11日現在のものであり、今後予告なく変更を行う場合もございます。なお、掲載内容を利用したことによりいかなる損害が生じたとしても、当校は一切補償を行いません。以上の事項を予めご承認の上、ご利用下さい。

Adobe Reader のダウンロード※ 解答・解説は、PDFファイルとなっております。こちらのWEBサイトより Adobe Reader のダウンロードをお願い致します。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事