第67回 税理士試験 簿記論 講評・模範解答・解説

主任講師:渡辺 光

本試験講評
 過去の問題と比較した場合、問題の内容は比較的易しく、ボリュームは少ないです。
1 第一問の問1に時間を掛けすぎていないか
2 第二問の問2および問3を確実に正答できているか
3 第三問の商品売買を後回しにし、優先順位を付けて、正確な解答ができたかどうか
 の3点が合格の分かれ目になると思います。

第一問

問1 委託販売・受託販売
 問題の内容は標準的ですが、限られた時間の中で正答するのは難しいと思いますので、この問には多くの時間を掛けないという判断が大切でした。(1)③から⑥は正答可能な箇所だと思います。

問2 キャッシュ・フロー計算書
 キャッシュ・フロー計算書の作成方法(直接法、間接法)と他の財務諸表(貸借対照表と損益計算書)との繋がりを理解しているかが問われています。問題の内容は標準的ですが、高得点を取るのは難しいと思います。

 第一問のボーダーラインは13点位になると思われます。

第二問

問1 吸収合併
 合併比率の算定から求められており、吸収合併に関する一連の流れが問われています。仕掛研究開発と取得関連費用に関しては初めての出題となりましたが、問題の内容は標準的です。予想配点は部分的にしましたが、完答が求められる場合には正答が難しいと思います。

問2 退職給付
 問題の内容は比較的易しいため、退職給付に関する取扱いを正確に押さえていれば正答は可能です。

問3 純資産
 問題の内容は比較的易しいため、純資産に関する一連の流れ、株式交換に関する取扱いを正確に押さえていれば正答は可能です。

 第二問のボーダーラインは17点位になると思われます。

第三問

 問題の内容は比較的易しく、ボリュームは少ないです。商品売買およびこれに関連する項目は正答が難しいですが、問題の後半部分(投資有価証券、賞与引当金、退職給付引当金、有形固定資産など)は点数を取れると思います。そのため、解答の優先順位を考え、商品売買およびこれに関連する項目を後回しにするという判断が大切でした。

 第三問のボーダーラインは25点位になると思われます。

合格ボーダー
 全体のボーダーラインは55点位になると思われます。

解答 –  解説 –


※ 掲載内容は、専門学校 東京CPA会計学院・CPA税理士ゼミナールが独自に作成したものであり、実際の解答との適合を保証致しかねます。また、掲載内容は平成29年8月11日現在のものであり、今後予告なく変更を行う場合もございます。なお、掲載内容を利用したことによりいかなる損害が生じたとしても、当校は一切補償を行いません。以上の事項を予めご承認の上、ご利用下さい。

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